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データ品質の概要

データ品質の基礎を学び、DQSがSalesforceデータの測定と改善にどのように役立つかを理解しましょう。

このガイドで学べること

本ガイドでは、データ品質の基礎と、データの健全性を測定するSalesforceネイティブアプリケーションであるData Quality Sense(DQS)について紹介します。

読み終えると、次のことが理解できます。

  • データ品質とは何か、なぜ重要なのか
  • DQSが測定する5つの次元
  • 最初の診断の始め方

データ品質とは

データ品質とは、データが本来の目的にどの程度適しているかを測る指標です。高品質なデータは次の特徴を備えています。

  • 完全性:必要なフィールドが入力されている
  • 妥当性:値が期待されるフォーマットに一致している
  • 一意性:重複レコードが存在しない
  • 適時性:データが最新の状態に保たれている
  • 一貫性:レコード間で値が統一されている

これらの品質が欠けると、問題は組織全体に連鎖的に広がります。

データ品質が重要な理由

データ品質の低さは、組織に実際のコストを発生させ、業務上の摩擦を生みます。

影響領域
収益の損失古い連絡先情報による機会損失
リソースの浪費データの手動クレンジングに費やす時間
顧客体験の悪化顧客が誤った情報を受け取る
コンプライアンスリスク不正確なレポートが規制上の問題を引き起こす
AIの失敗質の低いデータで学習したモデルは質の低い出力を返す

数字で見る影響

調査によると、財務的な影響は大きいことが示されています。

  • 組織はデータ品質の低さにより年間収益の15〜25%を失っている
  • 25%以上の組織が年間500万ドル以上の損失を被っている(IBM 2025年)
  • 従業員は業務時間の最大27%をデータエラーの修正に費やしている

Salesforceの利用者にとって、重複レコードだけでもストレージを浪費し、顧客履歴を複数のレコードに分断させます。

DQSの紹介

Data Quality Sense(DQS)は、Salesforceネイティブのアプリケーションで、次のことを支援します。

  1. 測定:5つの次元にわたってデータ品質を測定
  2. 特定:問題のある具体的なレコードとフィールドを特定
  3. 優先順位付け:最初に修正すべき問題を整理
  4. 監視:データの健全性を継続的に追跡

Salesforceネイティブである意義

DQSはSalesforce内で完結して動作します。お客様のデータがプラットフォームを離れることはありません。

機能メリット
データエクスポートなしデータが安全に保たれる
外部APIなしインテグレーションの複雑さがない
コード不要クリック操作で設定可能
ネイティブUI使い慣れたSalesforce体験

AI対応の次元

従来のデータ品質に加えて、DQSはAI対応度も測定します。Agentforceやその他のAI機能を導入する組織が増えるにつれて、データに求められる要件は高まっています。

従来のデータ品質AI対応
フィールドは入力されているかAIが学習するのに十分なテキストコンテンツがあるか
フォーマットは妥当か言語は一貫しているか
重複はないかAIに公開する前にPIIは保護されているか

DQSは、1回のスキャンで両方の次元を測定します。

はじめ方

データ品質への取り組みを始めるには、次の手順を踏みましょう。

ステップ1:現状を診断する

AI対応度診断を受けましょう。3分で、主要なデータ品質次元のスコアと、改善のための具体的な推奨事項が得られます。

ステップ2:各次元を理解する

データ品質の5つの次元を読んで、DQSが何を測定し、なぜ各次元が重要なのかを理解しましょう。

ステップ3:AI対応について学ぶ

Agentforceやその他のAI施策を準備している場合は、Agentforce準備ガイドを読んで、追加の要件を確認しましょう。

ステップ4:DQSをインストールする

実際のSalesforceデータを測定する準備ができたら、AppExchangeからDQSをインストールし、最初の定義を作成しましょう。

次のステップ